街並みを眺めながらお散歩をしていると、きれいに咲いている花たちに思わず顔がゆるんだ経験はありませんか?
ホテルのロビーや開店祝いの店先などに、色とりどりの華やかな花たちが並んでいると、つい誘われて足を運ぶ人たちも少なくはないでしょう。
このように、花には人の心を惹きつけたり癒やすエネルギーがあることは、よく知られていますね。
今回はわたしたちに身近な「ホルモンバランス」と「花」についてお話ししてみたいと思います。
ホルモンバランスにはピンクじゃない?陰陽五行と花の色の関係
一般的にカラーセラピーにおいて、女性ホルモンのバランスを整えて活性化を図るといわれている色は、ピンクとされているのはよく聞きますよね。
もちろんこれは間違いではなく、実際にピンクのカーテンやインテリアに囲まれて生活をしている女性は、比較的ホルモンバランスが良好という話しがあります。
また、婦人科などではピンクのカーテンが使われていたりもしますね。
ところが、陰陽五行においてホルモンバランスを整える色は、黒となっています。
黒は、生殖器や腎臓、膀胱や耳などに対応しており、これを花セラピーや花風水では黒は紫に置き換えられていますので、ホルモンバランスを整えたい場合には紫の花をめでるといいというわけです。
ピンクと紫(黒)は対極しているように思えますから、ちょっぴり面白いですよね。
なぜホルモンバランスを整える=腎なのか
腎といえば真っ先に浮かぶのが内臓の「腎臓」ですね。
この腎臓はわたしたちのからだのphバランスを整え、赤血球を作るホルモンや生命の維持に欠かせない血圧のコントロールをするホルモンを分泌する働きをしています。
とっても重要な器官なんですね。
ところが現代の私たちの生活は、食品添加物や化学物質などに囲まれており、ただ生活しているだけでもストレスが降りかかりやすい環境です。
こうした生活をあたりまえのようにしていると、からだが冷えやすくなり生殖活動に支障をきたすようになったり、女性ホルモンのバランスが崩れやすくなるとされています。
これは、腎臓が弱ってきているために起こる現象と考えられています。
私たちが思う「腎臓」は、実は陰陽五行・漢方では、「腎」といわれていて、五臓〔木-肝・火-心・土-脾・金-肺・水-腎〕とされています。
腎は水を支配していますので、トイレが近い、手足をむくみやすいなどといったトラブルがおこりやすくもなるのです。
こうした症状に悩んでいたら、黒や紫に癒やされることをおすすめします。
黒や紫はこれがいい!食べ物と花のススメ
腎を元気にさせて、ホルモンバランスを整えたい・むくみをとりたいといった場合には黒い食べ物と紫の花をお部屋に用意しましょう。
黒い食べ物でおすすめなのは、ひじき、黒豆、海苔、黒ゴマ、玄米、黒酢。
自分好みに味付けをして、1日に1食は食べてみるといいでしょう。
また、紫の花をめでることで視覚的やすらぎを得て、メンタルの状態がよくなることでホルモンバランスも整うとされています。
紫の花でおすすめなのは、桔梗、スターチス、アヤメ(菖蒲)、ラベンダーなど。
わりと多く手に入れやすい花がありますので、お花やさんに足を運んだときに目に付いた紫の花を選ぶといいでしょう。
おわりに
その季節の旬なお花をめでるのももちろん素晴らしいですが、自分のからだの健康を願いながらお花の色を選ぶのも楽しいかもしれません。
この楽しさが、自分の健康をより一層引き出させてくれる大きな原動力になることを期待したいですね。
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